2021/11/7 勉強で気を付けている事

こんにちは、kanePです

 

今日は、勉強で気を付けている事を書いてみます

長男の時に失敗した事を元に考えた取り組みです。正解はわからないので匙加減は試行錯誤中です。子供によって気質が違うので簡単に思い通りにいかないと思いますが、頑張ってみたいと思います

 

主に、進研ゼミの「考える力・プラス講座」の取り組みです。「考える力・プラス講座」の内容は国語/算数/理科/社会/自分づくりの5科目です。全体的に非常に良質な教材と思ってます

  • 国語
    文章を読んで、問に答える形式がメインです。説明文にしろ物語にしろ「なぜ」「どうして」等を考える問題が多く、全て記述形式です
  • 算数
    問題の意味を理解して何を問われているのかを考える形式が多いように思います。問題を解くためには、線分図や表を使って整理/分類が必要になるものも多く、また、仮説をもとにした試行錯誤や場合分け等が必要になるものもあります
  • 理科
    主に物理系の実験に関して、実験装置の工作、実験する前の予想立て、実験、実験で分かった事の整理をするという内容です
  • 社会
    日本と海外の文化の違いや、国内の風習や、地域との関わりなど多岐にわたるテーマに関して、なぜそうなっているのか、それについてどう思うのか、どうすると良いと考えられるか等を考えるものが多いように思います
  • 自分づくり
    道徳的なテーマが多いでしょうか。そのテーマに関して気持ちを表現したり家族と話したりという内容です

 

長男の時の失敗談

一通り教材をこなす事を心がけていました。上記を全てこなすので、時間に追われながら頑張った記憶があります

国語では「~は何故ですか?」という問に間違えた場合、答えにつながる箇所が書いてあるところを示し「ここにはこう書いてあるよ、もう一度考えてごらん」のように自分で考えさせているようで考えさせていない対応をしてしまってました

算数はじっくり考えさせるのではなく、ちょっとつまったら教えてあげる、それによって子供が解けたら満足してしまうというやり方をしていました

また、子供自身が勉強の目的を全く意識していませんでした。「考える力・プラス講座」の内容は学校で学ぶレベルよりも高めです。そのため日常の勉強で触れる事はありません。結果的に、一度身についたと思われる事もことごとく忘れてしまったように思います

 

国語に関してはもともと得意だったのか4年生以降でも苦労はしませんでした

しかし、算数は4年生以降で「考える力・プラス講座」でやったような問題であっても解けない事が多々あり、「考える力・プラス講座」の効果が無かったと感じてます

「考える力・プラス講座」の算数に関してかなり気合を入れて取り組んだつもりだったのにかなりショックでした

 

失敗の分析

  • こなす事を目的としてしまっていた
    教育上、まずやった事を褒める事は大事だと思います。ですが、私自身がやる事自体を目的としてしまっていたのは明らかに失敗でした。やる事よりも定着を優先させるべきだったと思ってます
  • 自分で考えさせているようで考えさせていない、少しつまったら教えてしまっていた
    今考えると、子供がじっくり考える前に教えてしまうのでは「考える力・プラス講座」をやる意味が無かったです。じっくり考える前に問題の意味や解き方を教えて、それによりその問題がとけるのはそれほど難しい事ではありません。前述の「こなす事を目的とした」にも関係しますが、ノルマをこなすという意識が強かったのかもしれません。「考える力・プラス講座」の醍醐味は、「教えた事をできるようにする」ではなく「自ら考えて解く力を養う」と思います
  • 本人が目的意識を持っていない
    「考える力・プラス講座」をやった理想的な目的は「自ら考えるという力を身につける」です。短期的な目的は「学力向上」「中学受験の基礎をつくる」です。しかし、小学2年生の子どもがそんな事を意識するのは難しいと思います。少なくともうちの子どもたちは無理です。よって、上記目的をそのまま伝えるのではなく、「人より難しい問題ができるようになるとかっこいいよ」みたいにモチベーションを上げるようにすればよかったのかなと考えてます
  • 一度身についたと思われる事もことごとく忘れてしまった
    「こなす事を目的とした」「目的意識を持っていない」にも関係しますが、せっかくとけるようになったのに、見事なまでに定着しませんでした。「身につけた事は今後も使う」という意識を与えていたら結果は変わったかもしれません。あるいは、重要な問題はコピーをとっておき、しばらくしてからもう一度解いてみるという取り組みも有効な気がします

以上、文章で書くと長くなりますが、重複もあり実はポイントはそんなに多くないと考えてます

 

改善ポイントと施策

改善ポイントは「こなす事を目的としない」「自ら考える事を徹底する」「定着できるようにする」に絞りました。それぞれの取り組みは以下です。試行錯誤中です

  • こなす事を目的としない
    まず「考える力・プラス講座」を全てやるという考えは捨てました。算数と国語はやりますが、理科は興味があるもののみ。それ以外は意図的に「絶対にやらない」という方針にしました。やる事を絞る事で、できないところはできるまで時間をかけて考える余裕を優先する事にしました
  • 自ら考える事を徹底する
    できなくてもすぐに教えずに、自ら考える事を促すようにしました
    • 間違えた問題
      間違えた箇所は消さずに、まずどこで間違えたかを考えさせる。どこで間違えたか本人がわからないようであれば一緒に考えるという取り組みを実践中です
      しかしこれが意外と難しい!
      単純な間違いであっても本人が気づけない事が多々あります。それを気づかせるために具体的にあるいは逆に抽象的に説明してもなかなか気付けない。結果、こちらがイライラし最悪子供を泣かせてしまう事もあります。長男の時はこんなことはありませんでした
      最近は、「なるべく自ら気付くように仕向ける。それがだめだったら(こちらがイライラし出したら)あきらめて教える」というように方向転換しつつあります
    • 解けない問題(算数)
      解けない問題は大きく分けると2通りあるようです。1つ目は問題の意味が分からない。2つ目は問題の意味は分かるがどう考えれば良いかわからない
      • 問題の意味が分からない
        なるべく自分で問題の意味が分かるように促します。問題を何度か音読させ、ポイントに線を引き、具体例を説明し、絵や図を書いて説明。を段階的にやったりします
        しかし、これも意外と難しい!
        二男は長男とくらべると勘が鋭く、空気が読め、他人が何を望んでいるかすぐ気付く傾向があります。だから国語の読解も得意かなと思いきや意外と苦手です。それが問題の理解する力にも影響しているようです。前述のように段階を踏んで途中で「あっ」と気付いてくれればいいのですが気付いてくれないとイライラしてきます
        でも、わからないものはしょうがないので、考えさせたた上でわからなかったら、問題を問題にそって一緒に解く事にしてます
      • 問題の意味は分かるがどう考えれば良いかわからない
        このケースは親からすると簡単です。「問題の意味はわかるのに解けない」のはどう解いて良いかわからないからです。決まって、頭の中だけで考えようとしているケースです。なので、対応としては問題で与えられている事を図や表やなんらかの形で書いてみる、書き込んでみるという事をすると鉛筆が動き始めます。ここは何度も何度も気長にいう事にしています。長男も「書き込む」という事が苦手で何度も繰り返し言うまで定着しなかった経験があるので。また、「書き込め!」といってもどう書き込んで良いのかコツをつかむまでは大変なようです。逆に言うと何度もやる事で初めてセンスが養われるのだと思います。訓練が必要と考えてます。ここは、3年生のうちに身につけられれば良いかなと考え、丁寧に扱う事にしています
  • 定着できるようにする
    定着できるようにするポイントは2つ。1つ目は「今回だけで終わりにしないで!今後も同じような考え方が必要になるので覚えておいて!」と一声かけてあげる事。2つ目はしばらくたってからもう一度解いてみる
    • 「今回だけで終わりにしないで!今後も同じような考え方が必要になるので覚えておいて!」と声をかける
      これ、意外と重要です。本人は「わかっているよ!」と言いますが、わかっていないのです。なので、子供に多少敬遠されても繰り返し言うようにすると良いと思います
    • しばらくたってからもう一度解いてみる
      苦手そうな問題、大事だと思う問題はコピーを取っておきます。手こずった問題、重要な問題は繰り返し解いてみると良いとおもいます。少なくとも何もしないよりはずっと定着すると思います
      コピーは使わずに捨てる覚悟でとると良いと思います(あとでコピーとっておけばよかったと後悔しないために)
      そもそもコピーをとって良いのか気になりますが個人目的なので問題になる事は無いのではないでしょうか
    実は上記「定着」に関する取り組みは長男の5,6年のときにやった取り組みでもあります。長男の時も定着度で悩みましたがこれらをやる事でグンと結果が変わりました。コピーとるのは手間がかかりますがお勧めです!

 

以上です。それでは!